バンドハウス紹介
INTRODUCE BAND HOUSE

    現在の外観
 これまでの経緯  
企画立案
「バンドハウスをコンテナで造ってみよう」・・・こう思い立ったのは?
やはり、夢があるじゃないですか。いわゆる、自分たちの「城」ですよね。
楽器奏者にとっては、レンタルスタジオとか多分これまで練習場に色々苦労があったはず。
いつでも、制約なしに演奏できるっていうのは「ミュージシャンの夢」。
ミュージシャンじゃなくても、セカンドハウスがあるって、「夢」だよね。
そう、「夢」が叶えられなければ、人生の価値が下がるってもの。
さあ、人生の価値を上げるため、また1つ冒険をします。


 はじめに:計画する前のワタシ  
なんとなく、過ぎてしまった1年間・・・
定年退職して、何と言うこともなく1年が過ぎてしまった。
退職と同時に、以前の職場で再任用として勤務してはいるが、特別やりがいがある訳でなく、また期待もされていない(多分)。

趣味の音楽にも、力が入らず・・・
元々やっていたボランティアでの音楽活動もそのまま続けており、暇と言う事はない。
ただ、若い頃の様に夢中になってやる程でもなく、なんとなく継続している程度。
なので、生甲斐を感じる程のことでもない。

友人とも、ダラダラと・・・
毎週週末には、友人達と酒を汲み交わし、息抜きもする。
しかし、気分転換というか発散はするものの、それ以上のことではない。

PCにも、力が入らず・・・
趣味のプログラム製作を続けており、完成時には充実感もあるし、依頼者からはそれなりに感謝される。
これも、達成感はあるものの、それ以上のことでもない。

老人介護にも、時間を取られ・・・
最近は、独居生活している母親の面倒をみている。
月曜から金曜まで平日の仕事後に妻と食事を作って一緒に食べる。
仕事を2つ持っているようなものである。帰宅は8時頃となるので、12時間労働だ。
それでも、弟が土日のどちらかを面倒をみてくれるおかげで助かっている。
しかし、当の母は記憶が薄れており、毎日通っていることもわからず、ただ息子たちが遊びに来ている程度にしか感じていない。
母宅から帰宅すると、すでに8時にもなっており、後はテレビでもボーッと眺めると一日が終わってしまう。
介護が週一の頃は、テレビなんか見ずにPCでプログラム製作をしていたが、今の平日では気合が入らない。

そこで!自分を変えようと、思い立ちました・・
日常生活がこんな調子なので、「こりゃダメだ」「生甲斐を感じられる何かに挑戦してみようか」・・・
そこで思いたったのが、今回のスタジオ作成だった。



 バンドハウスをつくろう  
まずは、妻に相談を・・・
最初に思い立ったのが、自宅の庭に小屋を建てること。しかし、これは妻からの猛反対にあった。
そりゃ、妻にしてみれば、広くもない庭に、訳のわからん小屋を建てるなんてこと、すぐには許されないわなぁ。
それに、そこそこ音漏れしない工夫をするとなると・・・ハードルは高いなぁ。

妻からの「提案」が・・・
ところが、そんなある日、妻の方から「中古住宅ならどうなの。安いのも結構あるよ」
ん!広告を見てみると・・・ありました。なんちゃら、角地で、古くて、安くて、なんとなく条件に合いそうなのが。
早速、現地へ行ってみました。結果は ~ 良いんだけど、道路が狭く向かいの家が近すぎて、騒音被害の苦情が来そうな場所。

中古住宅探しに専念しました・・・
それから探しましたよ、中古の家を。選定条件を挙げると、
①隣家と離れていて、音で迷惑がかからないこと。角地なら、ベスト。
②家屋の古さなど、どうせ防音するんだから関係なし。
③あまり、自宅から遠くないこと。
④家の間取りは、改造後にバンドスペースが大きくとれること。
⑤駐車スペースがあること。

実際には・・・
広告を集め、ネットで調べ、不動産屋の友人に頼み・・・なかなか見つかりません、思っているような物件が。
今すぐにはなくても、気長に時間をかければ と、ドンと構えていたんですが、時間だけが過ぎていく。

中古住宅なんか、ダメだ!
1月も経った頃、現実がわかりました。まず、一般中古住宅で、思っているような広さの居間などない。
ましてや、ひと昔前の、古い家の造りが広いわけがない。
駐車場だって、2台が限度。
何より、カビ臭さそう。不健康だ・・・。

そして、決心しました。「中古は諦めた。自分で作ろう!」と・・・
そうです。一から自分で、好きなように作っちゃえば良いんです。
それでこそ、ハードルは高くとも、自分らしいんじゃないかって。
「冒険」こそが、男の特権!失敗したっていいじゃないか。



 まずは土地探し。
 そして、コンテナか、ユニットか?
まずは、土地探し・・・
探しましたよ、我が家に近い土地を。
あるもんですねぇ。50坪と小さな住宅地ですが、目の前の通りも狭くない。
他に比べると、割と他の家とも離れているように思えます。
近くには、スナック・居酒屋・焼肉屋。
遊びの環境には悪くない。なにより、予算の範囲内ってのが決定打。

そして、コンテナか、ユニットか?
ハウスをまともに建てたら、とんでもない高価になってしまう。
知人の紹介でユニットハウスを紹介してもらった。予算的には範囲内だが、強度が不安。
そのハウスでは「500mmスタイロホームで気密すれば、大丈夫」との提案だったが、ネットで防音を色々調べると、そんなもんじゃ音はダダ漏れらしい。
本格的な防音をするなら、相当の重量になることがわかった。
これじゃ、躯体強度が持たない。

そこで、コンテナハウスを検討。
 さすがに強度だけはある。
 そもそも、20フィートのコンテナ1台重量が2.2トン。
 必要スペースを考慮すると、20フィートのコンテナを3台連結させたものとなり、躯体だけで6t以上。
 ユニットとは強度のケタが違う。(本当は40フィートを希望していたが、用地に収まらなかった)
  
  ←土地に配置してみると、こんな感じ。

          計画しているレイアウトは、こんな感じ。↓
 


 コンテナの防音効果について
コンテナ自体の防音効果はどうなの・・・
 残念ながら、コンテナ自体には防音効果などありません。
 これも知人に頼み、コンテナヤードにおもむいて実験してみたんです。

 20フィート・コンテナに、ドラムセットと200WのPAをセットしての音出し実験。
 ほとんどダダ漏れでした。
 躯体の壁厚は、2mm程度の鉄板。これじゃ、漏れるよね。
 逆に鉄板に反響して、エコー効果が発生し、かなり良い音がしました。
 ホントに気持ちいいくらい良い音がしましたが、・・・肝心の防音効果は、なし!
 躯体自体がスピーカーのコーンの状態となり、逆効果。

 だけど、これって躯体を震わせなかったら良いことで、それだから防音工事をすれば良いだけの話し。
 コンテナ単体だけでは、防音はできないことがわかった。



 用地整地
用地整地をしました
 意外と地盤が下がっていましたので、10tダンプで土砂を4回運搬しました。
 約30㎥も入ったことになります。

 そして、整地です。
 なんせ、これから重量構造物が乗るのです。
 ある程度、締固めておかないと、もちません。

地質は・・・
 苫小牧市は東西に細長く、平坦な地形です。
 表土の下は、樽前山からの火山灰と泥炭・礫・砂質土が層状になっているのが一般的です。稀に河川後ではシルトが厚く、普通の杭では届かない地質も存在します。(電信柱を遠くから見ると分かります)
 この土地も、一般的な地層で泥炭も20センチ程度。河川に近い割には水位も高くなく安定していました。
 写真は、GLから1.2mまでの土質柱状です。




8月4日(木) 土砂運搬・均し整地
 基礎について
まずは、ブロックを貰ってきました
 とりあえず、ブロックを貰ってきました
 なんとも重い。二人掛かりでないと持てません。
 が、作業員の方、一人で動かしてました。
 ・・・体の構造が違うのか?・・・恐るべし体力。

基礎はどうする・・・
 一般的には、杭打ちでコンクリート布基礎なんだけど、コスト高。
 ブロックを敷いて、コンテナ直置きでも何とかならんかと安易に構えていたら、「それじゃ、コンテナが割れるよ」との助言あり。
 えっ!コンテって割れるの?そんなに、柔っちいの。

最終的に、基礎はH鋼にしました
 で、色々検討した結果、H鋼で組むことにしました。これなら、仮に不等沈下を起こしても、躯体に歪みは発生しません。
 が、べらぼうに高い。
 あちこち見積もりを取って比較すると、最高値63万、最安値43万。当然安い方に決定。

 実は、ちょっとしたエピソードがありまして・・・
 決定した製作所は仁工業さんと言いまして、たまたま仕事で伺ったのがきっかけで、色々話しをする中ですっかり親しくなちゃったんです。

 まぁ、「魚心あれば水心」ってやつで、親切に面倒みて頂けることになりました。良心的な方で、こちらの趣旨を話すと、わかっていただけたのか、色々と協力していただいてます。

 工場で4分割で製作し、塗装を施した状態で運搬。
 現地で設置角度を調整しながらボルト止め後に溶接。
 H鋼設置も手慣れたものでした。
8月10日(水) 基礎ブロック運搬




9月14日(水) H鋼基礎の設置完了

 左図は、基礎部の状態です。

 H鋼の内側に、土砂が盛られているのがわかりますか?
 これ、コンテナに接触させ、底部からの防音対策になるのではないかとの思い付きでやってみました。
 防音対策を他のブログなんかで拝見させていただきますと、やはり低音の防音に苦労されているようです。
 なので、内側1mを盛土したわけです。
 それと、ビニールみたいのが貼られてるのがわかりますか?
 これ、土砂抜け防止と、接触部の腐食防止に効果があるんではなかろうかと、協力してくれた某水道業者の社長さんがやってくれたんです。
 仕事の関係上、今、名前を出して迷惑がかかったら困るんでナイショですが、了解を取った上で、公表します。
 他の業者さんも、聞きつけたらお手伝いをお願いしますよ



 コンテナ設置
待望のコンテナが設置されました・・・
 1基目のコンテナが、H鋼に仮設置されました。全3基の予定で、段取り次第で順次運搬設置予定。
 設置後に検寸確認すると、予定通りに基礎H鋼の外面より内側5センチで3基が収まります。
 あんまりピッタリなんで、感激・・・

 しかし、これからが大変。工程的には、
  ①コンテナ底部の切断
   ・床ネジを外して(かなり困難)、床板撤去
   ・排水立上菅と水抜栓に合わせ、床H支保材切断
   ・コンテナ本体の床切断
  ②コンテナ移動(重機必要)
   ・同時に、2基目のコンテナ搬入も検討
   ・正規設置位置にコンテナ移動
   ・給排水部の床復旧開始
  ③配電用支柱設置
   ・電気引込用線の開穴
  ④電気引込工事施工(北電の作業)
  ⑤通電後の器具設置
   ・仮コンセント/仮設照明の設置
  ⑥3基目のコンテナ搬入設置
   ・接合部パッキン取り付け
   (②で運搬できれば、先に取り付け可能)
   ・連結ボルト固定
   ・固定完了後に、畳搬入
  ⑦連結部の溶接
   ・はみ出したパッキンの切断
   ・溶接部の下地処理
   ・接合板準備と溶接
  ⑧コンテナ塗装
 ここまでやって、やっと外装施工が完了です。
 防音施工はそれからとなります。



10月20日(木)コンテナが仮設置


 コンテナ加工
コンテナの床をくり抜きました・・・
 1基目のコンテナの、床をくり抜きました。
 このくり抜いた穴に、給排水の管が立ち上がるわけです。
 コンテナの床は、分厚い床板と補強鋼材が敷き込まれており、そう簡単には切断できません。

 電気がまだなので、隣から電気をお借りし、電動ノコ・電動サンダーで切断。
 って言ったらカッコ良いんですが、電動ノコが到着するまで、手ノコでチンタラやってました。
 なんせ、分厚い!
 表面材はコンパネなんでタカをくってたら、なんと3センチ程もあろうかという恐ろしい床板でしたよ。

 電動ノコが到着し「さぁ、思いっきり切っちゃって!」と思いきや、今度はその下の補強鋼材が邪魔して、なかなか進まない。
 また、良いトコロで邪魔してくれるんだ、これが。

 それでも、何とか補強鋼材を避けて、切断完了!
 大したことないように見えるけど、結構ハードル高かったです。





10月27日(木)コンテナの床切断

 コンテナ全基を設置
残りのコンテナ2基を運搬設置しました・・・
 今まで1基目のコンテナだけでしたが、2基を追加しました。
 やっと全3基が揃い、全体の形が見えるようになりました。
 とは言っても、まだ連結されておらず、先はまだ長い。    
             11月4日(金)設置
 さすがに全3基揃うと、なかなか壮観です。
 周りの知人からも、「いつ完成するの?」と聞かれますが、見栄えほど作業は進んでません。
 なんせ鋼材が相手は、ワタシには手も足もでません。

畳をコンテナに移動しました・・・
 11月8日(火)
軽トラックを借りて、今まで仮置きだったタタミをコンテナに移動しました。
 ケンちゃん、吉田さん、辻くん……協力ありがとう。



 コンテナを溶接固定
1基目のコンテナを溶接固定しました・・・
 11月25日
 メンバー唯一の溶接技術者の井手ちゃんが固定しました。
 残り2基のコンテナを引き込むために、あらかじめ固定しておくものです。

 これからの施工予定は、
 ・各コンテナ間のパッキン取り付け
 ・ベルトでコンテナを引込連結
 ・電気引込用の支柱取り付け
 ・畳の運搬
 と進みます。

 作業の作業は井手ちゃんでなければ、出来ないのが辛いところ。
 なんせ彼は、超多忙。
 先週は、錦町にスナック「ルイ(月)」を開店させました。猫カフェも順調。
 そんな中でのコンテナハウス製作です。
 頼むぞ!井手ちゃん!





 遅れていたコンテナ製作に、
    やっと目途が立ちました
12月20日
先月から中々進んでいなかったコンテナ製作でしたが、やっとメドが立ちました・・
 先月末に、1基目のコンテナ基礎部を溶接固定してから、大きな製作進展がありませんでした。
 12月6日(火)に、引込器具にて3基をパッキンを挟んで連結。
 しかし、思いのほかパッキンが効かず、それでも何とか3基連結。
 翌7日(水)に、内部切断面の芯出しをしたところで、工事中止となっていました。

 以前に紹介した通り、鋼材が相手ではワタシには手も足も出ません。
 頼みの綱である、我チーム唯一の溶接マンである井手ちゃんが多忙で、なかなか・・・・・・
 自分の本業の他に、猫カフェ経営・錦町スナックのオープン。従業員の移動。猫パブとのトラブル問題 
 そんな中、「コンテナを優先してよ」とは、なかなか言えません。

 そこで、井手ちゃんとも相談し、H鋼基礎を製作していただいた仁工業さんに頼むことに。
 連絡すると、快く引き受けて下さいました。
 早速、図面を作成し、施工依頼書を届けたところ、今週中に部材納品し、来週には施工できるとのこと。

施工依頼内容
 ①コンテナ内部切断の際に心配される歪み防止対策として、上屋にH鋼100を通し柱として溶接
 ②コンテナ固定のため、角の接合部の溶接固定
 ③電気受電用支柱の溶接
 ④3基目の基礎部とH鋼の固定溶接

 仁工業さん曰く、①は歪で隙間がある場合を想定し、薄板を用意
 ③も安全を考慮し、控え部材を用意する とのこと。
 で、「費用は?」と聞くと、「心配するほどかからない」
 なんとも、心強い!

 また、聞けば「北海道をマタに掛けて仕事してる」ようで、「ゆっくり話ししたいなぁ」に乗り気な感じ。ホント、良い人です。

 という訳で、なんとか年内には鋼材の溶接関係を完了させるメドが立ちました。
 これで、あと電気が通れば、内部切断し、いよいよ塗装と木材工事。そうなりゃ何とか自分たちでも施工できる工種となります。

 是が非でも、3月までには完成させるゾ!
 知ってる連中からも「なかなか進んでないなぁ」との冷やかしもあり、ワタクシ的にも若干の焦りを感じながらも、内心は楽しんでる所もある・・・変な自分を感じます。
 (課の忘年会でも、「3月までには完成させ、皆を招待する」って言っちゃったし)


 コンテナの溶接、やっと完了
12月27日(火曜日)
コンテナ溶接、やっと完了です・・・
 8月から始めたコンテナハウス、色々ありまして遅れに遅れ、とうとう12月になってしまいました。
 「何とか年内に溶接までは」と外注依頼ですが完了することができました。依頼先は仁工業さん。

 9時30分からの作業なので、溶接当日は朝早くから除雪。脚立を用意し、軽作業員として辻くんを連れてきて、コンテナ上部に登ぼり頑張りましたよ。
 角スコップで、凍っていた溶接部も目地部も綺麗に除雪。

 間もなく、H鋼100を積んで仁工業さんがやって来ました。
 打合せ通り、手際よくコンテナ3基の中央部を溶接。これで天井強度を確保。
 続いて躯体の角部も溶接固定。これでボルト固定なしでも連結完了。
 コンテナ脚部もH鋼基礎材に固定。これで、地震によるズレ対策も完了。
 井手ちゃんの用意してくれた電気の受電用支柱も溶接で組み上げ、一番安定感のありそうな天井H鋼100に溶接。控えに丸鋼で補強し、思った以上の強度。
 ……完璧です。

 実は、妻からも「あんまり進んでないみたいだね」と、見透かされていた時分だったんで。やっと「コンテナ固定」の報告ができ、なんとか威厳を保つことができた。

 てな訳で、平成28年の製作は幕を閉じることとなったわけです。
 どうしても自分では出来ない溶接が完了したので気分的にも楽になり、「こりゃ、来年は頑張れるゾ!」と前向き気分。

  H鋼100×100溶接寸法の計測・・




  H鋼100×100溶接・・・   逆側からの撮影となってます




 電気引込支柱の溶接・・・ 1基目と2基目の境目に設置しました

 控えL型鋼をH100に溶接し、転び止めとして丸鋼を躯体に溶接


 コンテナ躯体(角)の溶接・・・


 コンテナ内部の状況・・・
 写真は1基目の内部状況             鍵状況

 畳やストーブ、エアコン、脚立、工具などが入ってます。
 そのため、安全を考慮し、鍵をかけてます。


 やっと、電気がきます
  
(来ました・・・ではありません)
1月30日(月曜日)
やっと、電気が来る予定です・・
 1月も末となってしまいましたが、コンテナハウスにやっと電気工事の目途がたちました。
 週末の金曜日頃に工事予定です。
 但し、雨になれば・・・順延となります。<<頼むから、晴れとくれ~>>
 上手くいけば ~ 続いて、土日に躯体の開放作業に入ります。



 材木が入荷しました  
材木が入荷しました・・・
・電気が来るのは、2月末となりました。
・材木(2×4 L=3.6m)が143本入荷しました。
・コンテナ内部を仮切断してみました。結構、大変な作業です。


 コンテナ切断

コンテナ内部を
  切断しました・・・


2月18日~19日(土~日)

 コンテナ内部を切断。
 とうとう、3台の内部が連結され
1部屋になりました!

 さすがに、3台が連結された空間になると、圧巻です。
 そう! これを、待っていたんですヨ。



                 →
 中央コンテナから、東側を開口しようとしています。
 切断はバンドの吉田さん。
 鉄切断用の電動ノコを使用しています。
 中央コンテナから、西側を見た感じ。
 西側には材木が143本。
 キチンと並べたのに、コンテナ開口作業中、崩れちゃいました。







 全体の作業外観です。 防塵メガネは必需品。

 ←
 その、切断面と切断跡

 サンダーは、切断のバリ取り。









 切断された壁面を、倒した様子。

 これだけの面積の鉄板を倒すのってのは、とても危険な作業です。

 全部を切らずに上部に少し切りしろを残しておきます。
 そして、少しずつ傾けて、様子を見ながら、目的の方向へと倒しながら、切りしろをカット。
 すると、バーン! 切断した鉄板が倒れます。
 ウヒョー! これがスゴいんだ。
 その後、持って運搬できる大きさに切断します。

 取り外された鉄板です。                      

 大したことのないように見えますが、これを取り外すまでに、どれだけ苦戦したことか。

 次は、内部の木材工事。
 ちなみに、まだ電気が来ていません。お隣りから、借用しています。
 1部屋に連結されたことで、各コンテナに鍵をかけるようにしました。



 改めて、コンテナ製作を見る・・・
2月19日
改めて、コンテナ製作を振返って見る

 時間はかかったが、
 ・まあまぁの場所に
 ・H鋼250の基礎の上、20フィートコンテナが3台
 ・補強材としてH鋼100の梁溶接
 ・内部を切断し、12坪の空間
 改めて24畳の空間を見ると、想像はしていたものの、思ったより広い。
 この空間に、これからセカンドハウスを創作し、気の合った仲間が集う。
 バンド活動の場として、社交の場として。・・・とにかく自由なのだ。
 まだまだ未完成ではあるが、今のところ全く悔いはない。

 近年、同世代の仲間が相次いで亡くなっていく。
 それを見るにつけ、自分もいつそうなるか、次が自分でもおかしくはないと感じるようになった。
 でも、それはなった時のこと。恐れても、仕方のないこと。
 人は前を向いて進まなければ、ならぬものなのだ。

 また、人もよく見えてくる。
 本当に親身になってくれる者、都合だけの者、暖かい者、仕方なくの者、興味を示し賛同する者、皮肉る者、知恵を貸す者、批判する者。……あげればキリがない。
 でも、それで良いと思う、人間らしくて。
 そして、改めてであるが、今のところ悔いはない。



 内壁の製作に入りました・・・

 2月23日(木)
 吉田さんとケンちゃん、内壁製作をお願いしました。
 私も昼からですが、手伝いに入りました。
 西側の壁面、良い感じで下地壁が組まれていきます。

 2月25日(土)
 吉田さんを中心に内壁製作。
 午前中は栄ちゃんが手伝いに加わり、着々と内壁進行。天井部も出来てきました。中央コンテナの壁面まで下地組みが進んでます。
 午後から、職場の松ちゃんが差し入れに来てくれました。

 これまでコンテナ連結部に隙間があり、内部切断したことから水(雪解け水)が、落ち込むようになりました。
 で、いよいよ天井の防水工事を行ないました。
 ↓天井からの水で、床が濡れています     ↓天井の空間部分


 天井・壁の隙間に、ウレタンを詰め込みました。
 これは、これから発砲ウレタンを吹き付けるための下地処理です。






 最初は雑な施工しかできなかったけど、だんだん慣れてくるとキレイに施工できるようになります。熟練ってヤツですなぁ。

 継ぎ目部のウレタンで養生後に、使い切りの「発砲ウレタン」で仕上げました。
 事前に某業者さんに用意して頂いていたもので、「4本あったら間に合うでしょ」なんて言ってたら、本当に4本全部使ちゃいましたョ。
 実は、初めて使うもので、どんなふうになるのか、チョッと楽しみだったのです。缶をよく振ってから引金を引くと、ノズルをからジュワ~っとウレタンが出てきます。
 一応、ネットでどんなものか調べてはいましたが、「こりゃスゴい」。ジュワ~っとなった泡が、プクプク膨れてきます。「オ、オ、オ~」見る間に膨れて、はみ出してきます。
 「これ、触っちゃダメ」も、ネットで学習済み。服に付くと取れなくなります。だけど居るんだなぁ、触りたい奴が。「これ、すげーなぁ」なんて棒でつついてます。

 作業を終え、帰宅すると若干の小雪。ウレタンがちゃんと硬化してくれるか心配になります。 が、やっちまったものを悔やんでも仕方ない。明日まで待とう。



 2月26日(日)
 吉田さんが札幌へ講習会行くとのことで、ワタシが棟梁となっての作業。
 打合せ通り、東側の作業をするために、じゃまな畳などを西側へ移動します。
 で、人材集めて「オーイ、畳運びするぞー」。4人で頑張りましたョ。
 後、電動工具や、小物類を片付けながら、邪魔にならないように西側コンテナへ整理し、午前中は終わり。

←ブルーシートが掛けられているのが「畳」で、手前が木材。


←これから施工する東側コンテナを、施工し易いようにカラッポにしました。


 昼からは、1人で中央天井を作りました。実は、中央天井はコンテナが少しゆがんでおり、難儀することがわかっていた部分。若干、サンダーかけたり、多少のキツイのはハンマーで叩き込んだり、なんとか梁を組んでいきます。ここ、重要で適当にされたら、後が困ります。
 ワタシのやることだから適当だけれど、楽して強度の出る方法で進めます。

 さて、昨日の発砲ウレタン止水ですが、思いのほか効いてました。ガッツリ固まっているようですし、内部への侵入水がないみたい。雨が降ってみなきゃ、本当の効果のほどは判断できませんが、バッチ、グ~です。



 夕方4時頃、吉田さんが講習を終え、成果を見にきてくれました。
 トイレ位置や入口部の確認、厨房配管の芯だし確認と床切断位置、窓製作の開口部についてなど、大まかな施工方針を打合せました。
 実は、吉田さんは10日にはベトナムへ旅行に行くので、あまりお世話になることができません。出来れば、ワタシも行きたかったのですが、残念ながらもう有給休暇が少ししかありません。まぁ、4年前に行ってきたからいいか。ハロン湾でも見てきてね。



 2月28日(月)
 今日は仕事なんで作業オフの日だったんですが、勤務中にたまたま通るとコンテナが開いています。
 なんと、吉田さんが一人で木材加工しててくれていました。
 なんとも、頭が下がります。この作業って、一人じゃ大変なんですよ。
 ①寸法測って②木を切断して③ネジで止める なんですが、2人いればチョッと反対側を押さえてもらえます。これ、作業性がグンと違います。
 その、テコ代わりに、バカ木(仮押さえの木)を打ったりと、何やら工夫しながら施工してました。

 さて、下地組も大詰め。
 トイレ位置、入口位置、窓など、チキンとした寸法を決めなくてはなりません。
 で、そのトイレの排水管ですが、床下の立上り管が凍って掘れません。たった、10センチ位のところが、ガリガリに凍結してます。
 こりゃ、マズイぞ。ワタシの職業がら、凍結させては笑い者になっちゃいます。
 改めて、なにか防寒対策をしなくては・・・

 電気が、延び延びになってました。
 で、やっと施工業者さんから連絡があり「2月中のお約束でしたが申し訳ありません。北電などの都合もあり遅れてしまいました。3月8日頃の日程で施工に入れます」とのこと。
 これまで、隣から電気をお借りしていたんで、やっとこれで迷惑をかけずに済みそうです。

 3月2日(木)
 今日は仕事ですが、母の介護で休むので、合わせて施工の方も行いたいと思います。
 え、介護って何?・・と思われる方は「管理者のつぶやき」を見てください。全然、更新してないけど。(落ち着いたら、更新します)

 3月4日(土)
 先日、「建物の解体現場があるよ。よかったら、窓とか持ってっていいから」の連絡あり。
 そんなもので、今日は朝から解体現場へ行きました。

 某協力会社の運搬トラックも来てくれて、窓ガラスを運びました。
 ついでに、入口ドアもはずして、ちゃっかり持ってきました。


 壁面の下地枠の組立て作業も、いよいよ最終コンテナに取り掛かりました

 さすがに、ここまで来ると馴れてきたのか、作業の手順もわかってきます。
 なんか、大工さんになった気分。

 インパクトドライバーってのはスゴイね。
 木ねじを、キューン・バリバリバリって打ち込みます。
 ひょっとしたら「先祖に、どっかの宮大工がいたんじゃないの」って思っちゃいますよ。

 だんだん、楽しくなるのう。



 窓を付けよう

 3月5日(日)
 ちょっと早く現場に行き、下地枠の材木を準備しました。
 寸法通りに材木を切って、取り付ける場所に並べていきます。

 いつもは、手伝ってくれる仲間の方が早くて恐縮していたこともあって「たまには、俺だって早い時もあるんだ」ってとこ見せなきゃ恰好がつきませんよね。

 さて、本日のメインテーマは「窓を付けよう」です。
 頂いてきた窓ガラスが数枚あり、枠を造ってはめ込む段取り。
 で、実際にやってみると、それぞれの考え方が違います。
 いわゆる「船頭が多い」状態。
 「ああじゃないの」「こうじゃないの」ってまとまりません。で、任せることにしました。

 出来上がったのが右の写真。 →
 上が外観。下が内部状況です。
 内側からは、転倒防止に仮木で支えてます。

 現在は、まだ2枚だけを設置しましたが、全6枚重ねにする予定です。
 防音を考えると、そのくらいしないと、音漏れしてします。






 枠の回りは、コーキング材で塞ぎます。
 さて、このコーキング材なんですが、量販店で何が適してるのか聞いてみたんですが、スッキリした返答が得られません。それで価格の高いのと安いのの両方買って、比べてみることとしました。
 が、使ってみても、乾いてみなけりゃ、わかりません。ま、いいか。

 ただ、わかったのは、窓枠1枚につき2本くらいは必要だってこと。
 よくネットで「枠部分からの音漏れが多い」「必要以上のコーキングが肝心だ」って随所でみてましたから。
 まずは10本くらい買ってって、必要以上にガッチリ養生するゾ。




 電気工事・・・完了!

 3月9日(木)
 待望の電気工事・・・完了しました!!

 コンテナ内部に取り付けられたブレーカー。
 井手ちゃんの仕事です。 お見事!!


 窓枠のコーキングをしてみました。まずは、上側です。   これから取付ける窓です。
 乾いたら、再度重ねて何重にもコーキングを厚くします。  あと4枚を予定で、6重窓で防音に備えます。


 今日は電気も点いたんで、安心してグッスリ眠れそうです。
 ここんとこ、夢に出るのは
 「窓の隙間の防音をどうしようか」「電気は本当に点くの」「入口ドアはどう取付けるか」「ブローイングで防音効果がどのくらいあるのか」「床下の防音は」「トイレの床の高さは」「換気システムは成功するか」・・・考えたってしょうがないんだけど、イヤでも頭を過ぎる。

 ひとつ、また一つと、壁を乗り越えるしか仕方ないんだけど、・・・早く音出ししたいなぁ。








 窓と給排水(外工)・・・完了!
 3月11日(土)
 窓が全部入りました・・・
 頼りにしてた吉田さんがベトナム旅行に行っちゃったんで、ここぞと頑張りました。
 本当は一緒に行きたかったんだけど、なんせ母親介護に有給休暇使っちゃって休めないし、このコンテナに休みを当てたいし・・・。

 
とうとう、窓枠に6枚のガラスをはめ込みました。
 1枚ずつコーキングしながら取付け。開かずの窓(Fix)の完成です。
 仕上がってみれば、そんなに厚く感じられません。
 ガラスを洗ってはみたけど、チョット汚れが残ってます。まぁいいか。
 外枠のコーキングがちょっと不十分。先に枠を付けちゃったんで、下側が施工できません。
 なんとかせねば、音漏れします。



 
ストーブを焚いてみました・・・
 Yo&Iで使っていた24畳焚きのストーブを頂き、付けてみました。バッチリです。
 部屋に対して「小さくないの」と思ったが、「Yo&Iでは、これ1台で済んでたんだよ」とのこと。あのスペースを考えると十分です。

 
水道メーターが設置されました・・・
 排水管と給水管を、床張りができる高さまで立ち上げました。
 水道メーターも屋外に設置されました。
 メーターは、イタズラされたら困るので、メーターボックス内に入れてありましたが、これで検針可能です。
 なんせワタシは、まだ水道に席を置いている身なので、職務上いい加減なことはできません。



 3月12日(日)
 
コンテナ連結部に常温合材を詰めました・・・
 どうしても開いてしまうコンテナ連結部。この隙間をどうするかで悩みました。
 発砲ウレタンなど色々な案がでたけど、防音を考えて常温合材を詰めることに。
 これなら質量的にもベストなんじゃないの。
 まずは隙間をガムテープで塞ぎ床下に落ちないように、畳に付かないようにこれもガード。
 そして常温合材を詰めました。

 やってみて判ったのは、この床下から相当の風が流れていたこと。
 塞いでいくと開口面積が少なくなって行くにつれ、風の流れが強くなる。
 こりゃあ、やっただけの効果は十分にあったなぁ。
 続いて、立ち上がりの隙間にも詰めてみました。
 すると、合材の重量で崩れてきます。そりゃそうだよ、結構な重量あるもの。
 合材って1袋30Kg。叩いて固めながら詰めるけど、材料自重に負けてしまう。で、ガムテープで押さえながら詰めることに。仕上がったらコンパネでも貼って塞げば良い。
 って、施工してたらガムテープがなくなったので、この日は作業終了しました。



 3月14日(火)
 いよいよ、内部防音材量の選定・・・
 王子製袋さんに電話でデモのお願いをしました。
 実はこんなに作業が遅れるとは予想してなかったので、昨年の早い時期からメールで連絡をとらせて頂いていました。
 パンフレットも既に頂いており、この製品に期待していたところ。
 来週明けにも日程連絡を頂けることになりました。
 防音効果と施工予算が合えば、いよいよです。


 3月16日(木)
 コンテナ連結部の立ち上がり部にも常温合材を詰めました・・・
 コンテナ連結部の床部には常温合材を概に詰めましたが、立ち上がりの部分にも常温合材を詰めました。
 ダンボールをトヨにして入れ込みました。
 トヨってわかるかな?早い話が、⨆ の字のような形に折り曲げたものです。
 立ち上がり部が4か所あり、ガムテープを貼りながら、せっせと詰め込みます。



 3月18日(土)
 常温合材の詰め込みが完了しました・・・
 やっと、立ち上がりの部分の常温合材の詰め込み作業が完了しました。

 これが大仕事でしたよ。
 ガムテープを貼りながら、下から順に詰めていくのですが、最初は大きなトヨでガンガン入れ込めますが、上に行くにしたがって小さなトヨでないと作業できません。
 当然、1回当たりの詰め込み量も少なくなり作業回数が増えます。
 そして最後にはトヨも使えなくなります。

 さてどうしたか?
 団子にして押し込めました。これが、超大変。相手は常温合材。ボロボロ崩れます。
 10センチ位の隙間に大き目のおにぎり団子を、10個くらい押し込めるんですが、頭から服のポケットから合材まみれ。それでも根性で押し込めて、ガムテ-プで止め込みましたよ。
 それが4個所あります。さすがに、ちょっと泣きが入りました。
 でも、完了してみると「俺ってやるじゃん」と自慢モード・・・。


 3月19日(日)
 今日はお休み・・・
 身内に不幸があり午後から地方に行くこととなり、作業はお休みです。
 午前中、いつも手伝ってくれてる吉田さんに合材防音をちょっと自慢し、今後の打合せをしました。
 入口部分はどうするの。 ドアは。 トイレの仕切りは。 換気は・・・。

 吉田さん、来月から1年間、土日は札幌へ日本語を学びに行くので、コンテナ造りは出来なくなります。
 え! 吉田さんは外人かって? ・・・違います。講師の資格を取り、東南アジアで日本語教師を目指しているのです。さすがですなぁ。 ・・・俺より夢が大きい。


 3月20日(月) 春分の日
 今日もお休み・・・
 身内の不幸で江別。 久々に親類に逢い近況報告。
 でも、ときわハウス(最近は、コンテナをそう呼んでいる)のことは、誰にも言いませんでした。同じ歳のいとこ(礼子ちゃん)だけには話したかったけれど「アキノリちゃんったら、またバカなことやって」と言われるのが目に見えてたもんで黙ってましたよ。

 で、せっかくの休日が終わっちゃいました。
 妻の弟が本州から来ており、自宅に一泊。


 3月21日(火)
 王子製袋さんに連絡しました・・・
 出勤前、妻の弟にときわハウスを見せました。
 じつは、ウチの息子は横浜におり、妻の弟に時々合ってるらしく、事情は知っています。
 「お、これが噂の」なんていって見てくれました。

 ときわハウスも下地が完成し、いよいよ大詰め。
 王子製袋さんと電話で連絡。「明日、苫小牧に行けます」・・・やった!すぐに有給休暇を出しました。
 夜半、井手ちゃんが打合せに来てくれました。


 3月22日(水)
 王子製袋さんと打合せ・・・
 王子製袋の担当者さんに来て頂き、製品の紹介や現地の状況確認の後、デモをしてもらいました。
 ダンパック10センチ厚で作られた箱の中に、防犯ベルを入れるってヤツです。
 私の他に、吉田さんと井手ちゃんの3人で見たのですが、全く音が止まり、皆んな「オー!スゲー」「なんだ、コリャぁ」。大興奮。
 箱上部の蓋をグラスウールに替えると、音漏れします。手で押し付けても、音漏れします。

 で、施工金額を聞き、予算想定額内なので即決で依頼決定です。

 この、ダンパックという製品特徴は、①耐火性が高い ②防湿性が高い ③吸音性もある という、まさにコンテナには打ってつけで、ワタシの調べたところ、これ以外の製品は見当たりません。
 「天井の梁間隔を半分に」などの細かい指導を受け、打合せは終了しました。


 3月25日(土)
 ダンパック吹付に向けて・・・
 ダンパック吹付に向けて、施工再開です。
 吉田さんは、トイレ部分の補強。私は防音ドアを作ります。


 3月26日(日)
 資材追加・・・
 量販店で2×4など、資材追加。
 トイレ部、換気部作成。エアコンとFF部のコンテナ切断。そして、壁面下地補強。
 着々と進みます。



 お披露目会
 3月28日(火)
 
初の「ときわハウスお披露目」宴会・・
 バンド仲間で「お披露目宴会」をしました。
 以前から「電気が通ったら焼肉パーティーやろうね」と企画していたもの。
 仲間に肉屋さんがいるし、皆んな「楽しいこと好き」な気の
合った仲間なんで、こう言う話しはすぐ決まる。当初、8人の予定が12人の参加。
 仮設電気のちょっと薄暗い中、ワイワイと宴会は盛況でした。
 ケンちゃんなんか、ギター持ってきて盛り上げてくれました。そりゃウチら、バンドやってたんだよ。ギター弾き3人も居たんだ。
 まだ防音のしていないコンテナの中、音はよく響く・・・。



 3月29日(水)
 
ダンパックの施工間近で、施工は急ピッチ・・・
 朝から、宴会の跡片付けをし、トイレ、換気部作成。壁面下地補強です。
 ダンパックの施工日が4月4日と決まり、施工は急ピッチ。
 と言っても、午後3時頃には疲れて作業終了。
 だって年だし、明日は仕事があるし・・・。


 4月1日(土)
 
急げ、大工班・・・
 吉田さん、札幌へ行くので、大工1名減。私と辻君で進めます。
 換気システムに使う塩ビ管の切断など、チョコマカと・・・。
 でも、おおよその計画通り進んでるんで問題なし。


 4月2日(日)
 最終施工となりました・・・
 ダンパックの施工の最終休日となり、ちょっと頑張りましたよ。
 早朝、日の出と共に作業開始です。
 10時頃には辻君が手伝いに参加。
 天井補強、ブレーカー部の嵩上げ移設、換気システム作成・・・。
 それでも午後2時頃までには完成させましたよ。

 疲れたとかで、辻君が帰えっちゃいました。
 ベースの篠さん、鏡付のドアを届けてくれました。

 その後、換気システムの塩ビ管を針金で固定したり、なんやかやと最終補強。
 ダンパック施工がし易いように、全ての工具を車に積込み。借り物だし、ダンパック施工後は「閉まらずのドア」になるので盗難されても困ります・・・。

 全部の作業が終わったのは、すでに暗くなった6時半ころかな。
 隣の奥さんが、「まだ頑張ってたの」とコーヒーを差入れしてくれましたよ。
 「あさって、吹付工事をするんで、またご迷惑をかけるかも知れませんがよろしくお願いしますね」「いえいえ、ウチは構いませんよ。だいぶ出来上がりましたね」「ええ、もう吹付前の最終段階ですから」
 奥さん、私が飲み終わるまで待っててくれてました。暖かい方です。



 ダンパックのブローイング
 4月4日(火)
 
ダンパックのブローイング施工初日・・・
 ダンパックの施工日です。吉田さん井手ちゃんが見にきてくれました。
 9:30頃に施工業者さんが到着し作業開始。
 下地の枠組を確認し「この部分はこのように施工します」など説明してくれます。
 壁面に半透明なビニール系のシートを貼り、タッカーでバリバリと固定していきます。
 井手ちゃんなど「面白そう。俺もやってみてー」。すっかりハマってました。
 で、皆んなそれぞれ仕事があるので、一時解散し、私が施工を見守ってましたよ。
 途中、王子製袋の担当者さんが来られ、作業の確認をされてました。小1時間ほどで、次の打合せに向かわれました。わざわざ、岩見沢からの来苫です。

 午前中はシート貼り。午後から吹付でした。
 その吹付が面白いんだ。
 ダンパック自体には既にホウ酸が入れてあり、これを撹拌機で細かくして、接着液と同時に噴霧する。シートにカッターで穴を開け、そこからノズルを差し込んで噴射するんだけど、結構な圧でブワーっと綿状の材料が壁の中に吹き付けられる。
 「すごく汚れますよ」と言うけど、こりゃぁ見てて飽きない。面白いくらい入っていく。
 確かに、綿埃で視界が薄れるほど立ち上がる。作業の方(2人)は防塵マスクして、完全防備の恰好。ワタシは、手拭いで口鼻を覆って、雨カッパ着て見てました。
 「今日は壁面、次回は天井を施工します」と初日の作業の完了。

 また「接着剤が入っているので、硬化する前に壁材を貼ってください」とのこと。
 過去に、2週間も放置した現場で、膨らんだまま戻らず、大工に押すのを手伝ったことがあるといってました。ただ、コンテナなので湿度が逃げずらく、乾きは遅いのではないかとのこと。




 4月6日(木)
 ダンパックのブローイング完了・・・
 今日は天井を吹付ます。
 ちょっと私用があり、朝だけ挨拶して現場を離れました。
 2時頃戻ってみると、吹付作業は完了していました。天井にビッシリと施工してあります。
 で、まず感じたのは「話し声が響かない」。びっくりです。

 壁面の間奏が思ったよりも早いと言ってました。恐らく、鉄で熱くなりやすく、それで乾いたのではないかと。
 天井部には接着剤を入れていないので、シートを剥がすと落ちるので気を付けてとのこと。

 かくしてダンパックのブローイングは完了です。
 「閉まらずの扉」状態となったので、チェーンを購入し、鍵が掛かるように加工。
 また、工具類を全部コンテナに戻し、次の作業に備えました。




 次は下地コンパネ
 4月8日(土)
 
下地コンパネ・・・
 吹付が完了し、次は下地のコンパネを準備します。
 先日来、東側の量販店の市場調査をしてたので、西側の店を調査しました。
 で、コメリで大量に購入を決定したまではいいんけど、「車両の貸出しと積込みはしますけど、積降しは出来ません」とのこと。え、運搬はご相談くださいって貼紙してるじゃないかと聞いてみると、「道内は4枚で980円です。市内でも同じですよ」・・・あれ、100枚ならとんでもない金額になるぞ。
 ならば、助っ人を集めてやるしかないか。早速、頼めそうなところに連絡し、明日開店と共にやちゃおうと決定。で、何とか4人に依頼しました。

 後から、井手ちゃんのサックスと私のシンバルをコンテナに持ち込んで、音出し確認。
 音は少しは漏れますが、思ったより効果がありました。
 特にシンバル。うるさいチャイナを持参したんだけど、「え、鳴らしてるの」って感じ。ただ、日中なので、これが夜中ならどうかな?
 だが、これからコンパネやら石膏ボードやらを貼る予定なので、結構期待できそうな感じ。

 井手ちゃんと相談し、どうせならステージ部分を先行作成し、遊びながら作っていくのもいいねで決定。

 話は変わりますが、函館の「ひのき屋」さんからFAXを頂きました。5月に苫小牧講演をされるそうで、苫小牧にはあまり知り合いがいないとのこと。で、このHPを見つけたそうです。コンテナでライブハウスなんで只ものじゃないぞって思ったそうです。(本当はただの素人なのに)
 また、かんちゃん(シンガーソングライター:カンバヤシマナブ)とも知り合いらしく、「岡部さんなら知ってるよ」となってのご連絡。
 かんちゃん、懐かしいなぁ。前に、かんちゃんのバックバンドやったことあったっけなぁ。
 「一度お会いしたい」って言ってるよと皆んなに連絡すると、なんと「ひのき屋」のチケットをキャラバン社中で買うことになっていたらしく、「会える」ってんで大喜び状態。

 さぁ、明日はコンパネだぁ。


 4月9日(日)
 
下地コンパネ準備しました・・・
 コンパネ70枚を購入し、栄/溝/松崎の助っ人で運搬搬入。
 エアコン取付を後からできるように、切断してガムテープで補強していたが、その部分からの雨漏りがあり、外側からコーキング。

 4月11日(火)
 
早朝、出勤前作業・・・・
 コンパネを壁に打ち付ける際に柱の位置がわからなくなります。早朝、マジックで天井に柱のラインを印付けしに行きました。


 4月13日(木)
 
コンパネ壁貼(初日)・・
 コンパネ壁貼の初日です。職場の方は有給を取り、やる気満々、万全の体性です。吉田さんと井手ちゃんが助っ人として来てくれました。
 前回のエアコン部からの雨漏りも、無事に解消を確認しました。
 4月15日(土)
 
コンパネ壁貼(2日目)・・・
 作業も2日目になりました。午前中は吉田さんが助っ人で、後は松が来てくれて、天井完了。
 コンテナ接合部の床の、西側の常温合材が落下してるのを確認しました。これじゃ、音漏れします。なんとかせねば・・・。





 4月16日(日)
 コンパネ壁貼(3日目)・・・完了です!
 コンパネ壁貼の3日目。今日は溝渕・栄ちゃん・松の3人が助っ人で来てくれました。

 隣の徳永さんが、缶ジュースを差入れしてくれました。こちらが、迷惑かけているのに恐縮してしまいます。
 で、4人パワーでとうとうコンパネ壁貼りは完了させました。
 皆なグッタリぎみ。だけど、ありがとう!

 面白いことに、4人で作業すると、お互いに作業の何が得意かがわかるのか、寸法を測って伝える奴、電動ノコでカットする奴、電動ドライバーで貼り付ける奴、脚立移動やネジ配給や木ハンマーなどを準備して渡す奴など決まってくるもので、また手薄となった作業に別の者が回るなどと黙っていても作業は進みます。
 明日はそれぞれ仕事があるので帰宅してもらった後に、3時間ほど清掃と片付けをしました。
 これで、ダンパックによる防音とコンパネによる下地壁が終わって、いよいよ防音チェックです。



 4月19日(水)
 
楽器類を設置・・・
 トイレの内壁中に換気システムとして通気管(塩ビ管)を設置しています。12ゾーンある通気管の内の2ヶ所を施工しました。と言っても判らないよね。防音材中の塩ビ管部分に開孔道を作って、埋め戻すという作業です。全体が出来たら、写真で紹介します。
 防音チェックとして演奏できるように畳を配置し、楽器類を設置。やはり楽器を並べると、雰囲気が出るものです。来週の水曜日頃に、皆で音出しする予定。


 4月20日(木)
 
防音カーテン・・・
 吉田さんが防音カーテンという物を、壁全体に貼ってくださいました。
 追加の器材も搬入されてます。


 4月22日(土)
 
床接合部の常温合材を修復・・・
 コンテナ接合部の西側床の常温合材が落下してるので、これを修復しました。
 まず、既存の合材を全部取除き、新たに施工します。
 なんせ常温合材なんで、バリで突っつけば簡単に取れます。全部取除くと、前回のいい加減な施工のガムテープが姿を現します。
 「今度はキチンとするぞ」ということで、①ガムテープできちんと下地養生し②発泡ウレタンで吹きつけし③それを平らになるようにかき混ぜ④合材を入れて⑤叩いて固める という作業で進めます。
 今日は③までの施工で止め、ウレタンが固まるまで放置します。③「それを平らになるようにかき混ぜ」とは、単純に棒切れでグニュグニュかき混ぜただけのこと。でもこれをしないと、発泡して膨らみすぎて機能しません。空気の泡がつぶれ、下地としては、まぁいいかと・・・。
 外窓の枠が2×4材で、そのままになっていたので防腐材塗装(1回目)をした。


 4月23日(日)
 昨日に続き、床接合部の修復作業。合材については種類を換えて「エムコール」という製品にしました。結構、硬化するとのことでの選択です。
 換気システムの通気管が終わっていないので、残りの作業を進める。全12ゾーンあり、2ヶ所を残して終了。この2ヶ所は、ホルソーで壁に穴を開けなければ出来ないためにできなかったもの。
 ドアの作成も中途半端だった。3枚合わせで接着していなかったので、とりあえず2枚だけ木工ボンドで接着し、畳をオモシにした。


 4月24日(月)
 某業者さんから、ホルソーを借用


 4月26日(水)
 
お披露目会で実演奏による防音テスト・・・
 夕方、第2回目の「お披露目会」をしました。肉屋の篠さんに食料調達をお願いし、焼肉パーティーです。
 トイレが使えないので、また隣宅にお願いしました。
 で、実演奏による防音テスト。結果は低音が外へ漏れ出してます。日中ならともかく夜中に演奏するにはかなり問題あり。
 隣宅に伺ってみると、やはり家中まで聞こえるとのこと。
 それより「あんまり、音は気にしなくていいから」と、ビールを1ダースも頂いてしまいました。トイレも騒音も、こちらが迷惑かけてるのに恐縮してしまいます。


 4月27日(木)
 借用してきたホルソーで換気部を開孔。これで、換気部の作業に入れます。

 それより、昨日の防音テストが期待はずれだったため、これからどう防音するか検討しなければならなくなりました。
 ・ダンパックとコンパネと畳だけでは、期待している防音には達しない。(バンド生音の60%減はしている)
 ・ダンパックだけの方が、室内は吸音されていた。コンパネを貼ると、広い面で音を捕らえるためか外のコンテナ壁を振動(共鳴だろうか)させてしまう。
 ・現在内面はコンパネとなっているなら、これに石膏ボードを数枚貼ってはどうか。その上で再度ダンパックを施工してはどうか。
 ・床下から、何かできないか。
 ・あと、どんな資材が検討できるか。
 それを考え出すと、コンテナの片付けなどする気にならない・・・


 4月28日(金)
 王子製袋に「ダンパックの小口施工が可能か」を連絡して、「OKですよ」を確認


 4月29日(土)
 前回の「お披露目会」のままで、コンテナ内は食べ残しやら飲み物などが散乱でグチャグチャのまま。
 音漏れはすることが判ったし、部屋は散らかっているし、かなりブルーの状態で朝早く(夜明けと共に)から片付け開始。
 落ち込んでても、どうにもならない。次の一手に、なにがあるか考えながら作業する。
 ・果たしてダンパックだけで、期待する防音が達成できるか。
 ・床の遮音に石膏ボードを予定しているが、壁には要らないか。何枚重ねると効くのか。
 ・床下からの防音はできないか。そもそも、床下に作業スペースはあるのか。
 ・遮音シートはどの段階で敷くのがベストか。そもそも、期待する性能を保持しているのか。
 途中、カンちゃんがやって来た。館林マナブ:函館出身のシンガーソングライター。逢うのは久しぶりなので色々と雑談。同じ函館出身の「ひのき屋」とか「一度コンテナ見たくて」とか。これから、白老でタイヤ交換して函館に帰ると言っていた。
 楽器をまとめ、コンパネや畳を移動。10時頃に栄ちゃんが助っ人で来てくれ、畳だけは片付けた。
 その後、遮音カーテンを撤去していると、同級生の池田が「やってるかー」と来てくれた。カーテンたたみを手伝ってもらい、ドアが中途半端だったので一緒に作った。思ったより重いものになった。


 4月30日(日)
 今日はまず楽器を自宅に運搬した。自家用車では運搬量が知れているが、やらなきゃ終わらないし、人の楽器を汚したら申し訳ない。運搬中、いつもお世話になってる隣宅へモリモト(ケーキ屋)で美味しそうな食材を購入し届けるが、不在。
 昨日動かした畳の位置が今後の作業上不満で、1人で40枚もの畳を整理。工具類を移動し、ストーブやエアコンを動かし・・・
 作業してると、吉田さん。「楽器、運んだよ」と積みきれなかったアンプ類を自宅に運んででくれてた。床の点検孔の話をし「大きな穴の方が、後々良いね」となり作業をお願いする。
 こちらは換気システムを完了させるべく、別々で作業する。で、やっとできました。ついでに、トイレ床の床切断部の穴も塞ぎました。
 いつものように吉田さんと遅い昼飯を済ませてると、昨日の池田から「手伝うことあるか」の連絡。石膏ボードを準備したかったので「頼む」の返事。で、軽トラを借りて量販店に向かう。この前までより単価が上がってるんで聞いてみると「セールは今日までで、明日の備えて値札を替えている」とのことで旧価格で購入できることとなった。持金ギリギリで95枚買えたので、即決。但し、軽トラでは全部乗せられないので2回に分割。
 1回目がコンテナに着いたところで、池田が来てくれていた。床の点検孔を2人でやっつけていた。3人で頑張って50枚の石膏ボード卸し。また積み込んできて45枚の卸し。池田には悪かったが、これで今度のゴールデンウイークには朝から作業ができる。だって、池田ちゃん体力ないんだよね。
 軽トラを返し、帰りに隣宅へ寄ると帰宅されていたので朝準備してたモリモトを渡して、本日の作業終了。
 帰宅後、直ぐに風呂に入る。毎度のことだが、それから1時間ほどすると、だんだんと体中が痛くなる。筋肉痛なんだろうが、これが夜中まで続く。筋肉が吊ったりする。時々、家内に揉んでもらうが「こちらが勝手なことをしてるのに、妻にあまり甘えるのもナンだな」と遠慮してしまう。



 石膏ボード貼りつけ

 5月3日(水) 憲法記念日
 
大型連休初日・・・
 日の出と共に起床。顔を洗って、ときわハウスへ出勤!
 この連休の目標は、ダンパックを吹き付けられる状態まで完了させること!
 石膏ボードはたっぷりと買ってある。

 さて、まずは畳の移動。
 手伝ってくれる吉田さんは「畳なんて、邪魔だから外に出しちゃいな」と言うけど、もし雨で濡れたら大変な目にあう。そのリスクを考えたら、どうしてもコンテナ内移動しかない。
 そう言い切った以上は、移動は自分が責任をもって、一人で行う。


 5月4日(木) みどりの日
 
遮音材として、石膏ボードの貼りつけ(西側)・・・
 西側コンテナから、石膏ボード貼付け開始。吉田さんが手伝ってくれました。
 床と壁を交互に施工することで、隙間をなくします。また、「縦に貼ったら、次は横に」とすることで、継目からの音漏れを無くします。

 石膏ボードは、床に5枚、壁には4枚を貼り付けます。
 壁は4枚で48mm。コンクリート壁の3センチ厚に相当する計算です。
 後から、防音をやり直せないし「もっと、厚くしておけば良かった」などと悔やみたくはないので、必要以上の厚さとしました。重量も凄いけど、さすがにコンテナでビクともしません。多分、ユニットハウスなら床抜けを起こしたと思います。

 石膏ボードを、更に50枚追加。井手ちゃんに手伝ってもらい、軽トラで運搬。
 重量があるのでタイヤが下がってしまい、26枚と24枚に分け、2回で運びこみました。


 5月5日(金) こどもの日
 
石膏ボードの貼りつけ(中央)・・・
 中央コンテナの石膏ボード貼付け。今日も吉田さんが手伝ってくれました。
 仕上げはコンパネを貼って、石膏ボードの劣化を防ぎます。

 更に、石膏ボード 26枚追加。コンパネ 8枚追加。栄ちゃんにも手伝ってもらい、運び込みました。ちなみに、これで172枚目の石膏ボードとなります。



 5月6日(土)
 
石膏ボードの貼りつけ(東側)・・・
 早朝、日の出と共に、畳の移動。
 連休で家庭サービスもあるのに、皆なが手伝ってくれてる事を思えば、少しでも皆なの負担を軽くしておきたい。畳の移動なんて、なんのその。

 篠さんが仕事前に寄ってくれて、 2×4の移動。
 今日も吉田さんが手伝ってくれ、東側の石膏ボード貼付けを完了しました。
 その後、ダンパック施工のための主柱組を開始しました。



 2度目の内壁製作・・・
 5月7日(日)
 
とうとう大型連最終日・・・概ね完了!

 とうとう大型連休も最終日を迎え、気力だけで動いてます。
 日の出と共に起床。顔を洗って、ときわハウスへ出勤!(5:30)
 まず、少し残っていた常温合材を北側を床に入れ込み、コンパネを敷き込みました。これで、柱が固定できます。南側はコンパネやら資材だらけで手が付けられず、一旦、朝食しに帰宅。

 8時に再度、ときわハウスへ行くと、もう吉田さんが来てくれて、作業を進めてました。

 隣の奥さんが「わー、出来てきたねぇ」と、見にきてくれました。
 不足分の常温合材を買いに行き、戻ると「隣の奥さん、差入れに来たよ」とジュースと草団子がありました。
 吉田さんは、主柱の取付け。ワタシは常温合材を施工。
 完了後、柱の仕切りにウレタン板を設置。
 昼食は近くのラーメン屋。(何度、通ったことだろう)

 主柱の取付けが終わり、中間柱を取付け。で、5時頃、やっと全部が終わりました。


 後は、電気配線のみ。ここまで来たら、コンセントや照明の場所決めなので、後々後悔しない位置にゆっくり考えよう。
 後片付けを済まし、帰宅してすぐ風呂に入る。

・・・疲れた!明日から仕事だ!夕食取ったら、すぐ寝よう。
 大河ドラマは録画で十分・・・。
 体が限界。


 5月11日(木)
 
吸音材、貰っちゃいました・・・
 王子製袋のOさんと、ダンパック施工日の最終連絡。
 知合いのSさんが、吸音材として吸出防止材を持ってきてくれました。


 電気配線
 5月12日(金)
 早朝、仕事前に電気配線をちょっとやって、出勤しました。
 ブレーカーから線を這わせるだけだけど、どんな按配になるのか、自分でできるのかのチェックです。
 ベースの篠さんが立寄り「いよいよだね」と会話。

 5月13日(土)
 
電気配線の施工完了・・・
 電気配線を施工しました。やはり、素人にとっては大変な作業でしたよ。
 後から、どこにつながってる線かをわかるように、線の先端に色テープで印をつけました。




 2度目のダンパック
 5月14日(日)
 
ダンパック施工準備を完了・・・
 明日はダンパック施工なので、器材資材にブルーシートをかけたりと施工前の養生。
 電気配線にぬかりはないか、木枠は大丈夫か、仕切材は固定されているか・・・。

 5月15日(月)
 
2回目のダンパック施工を完了・・・
 王子製袋のダンパック施工です。残りすくなくなってきた有給休暇をとっての作業。
 これが2回目の防音断熱の完了です。
 防音は外壁から、コンテナ壁厚1.6mm+ダンパック100mm+コンパネ12mm+石膏ボード4枚48mm+ダンパック100mm=261.6mm≒26センチとなりました。


 5月18日(木)
 
ダンパック後の施工を開始・・・
 ダンパック吹付けも完了し、ブルーシートをはずしたり、次の作業をするために畳の移動をしました。
 1人で畳を何十枚も移動させるのは、至難のわざ。だけど、だんだんと慣れてきて「畳は持ち上げる」のではなく「滑らせる」と力がかからないのだと、要領がつかめてきましたよ。



 トイレ床加工
 5月20日(土)
 
蜂と格闘・・・
 今日は昼から職場の焼肉会があるので、早朝よりトイレの床の開孔計測しました。
 「開孔計測」ってナニ・・・床から排水給水管や水抜きなんかが飛び出してるんで、大型紙をあてて穴の位置を型取りします。これを石膏ボードに写して穴を開けるのです。
 ホルソー(穴開け機)を借用したので、サッサと5枚に穴開けました。

 ところがビックリなハプニング!順調に作業してたら蜂が侵入。それも、ドでかいやつです。こっちはホウキ構えて応戦体性。しかし、なかなか出ていきません。結局、蜂が入ったまま施錠して焼肉に向かいました。


 5月21日(日)
 
トイレの床に石膏ボードを貼り付けました・・・

 昨日の蜂を退治することから、業務開始です。虫取り網を持って行き、無事に捕まえて外に放すことに成功し、仕事再開です。

 せっかくホルソー(穴開け機)を借用したので、早いところ水回りの床を終わらせる予定です。
 昨日のうちにトイレの床に貼る石膏ボードを加工済みだったので、床に設置するところからの施工です。
 トイレにも防音のため、石膏ボードは5枚貼ります。

 で、実際やってみると、予想外の展開で、塩ビの配管と床材が少しでも接触すると「ギーギー」とキシミ音がする。
 それで、床の石膏ボードに空けた穴を削りましたが、一度設置した床板を持ち上げなければならず、この作業が大変。
 途中、ギターの栄ちゃんが少し手伝いに来てくれ、なんとか音がしないまで加工しました。
 昼過ぎに、松ちゃんが「進んだかい」と顔をだしてくれました。



 5月24日(水)
 天井の仕切り仕上げ開始・・・
 今日と明日の2日間を仕事休んでのコンテナ工事。
 主たる防音工事が完了してるので、完成に向けてまっしぐら。

 照明器具を付けたいので、先にコンテナ境界部の天井に黒のクッションシートを貼ることとしました。 これ、養生シートで柔らかいラバー養生マット(1,580円/枚)で傷は付きやすいが、天井だと触られることも少ないことだし、ボンドと両面テープで簡単に接着できるので採用です。
 夕方に、借用してたホルソーを返しにいきました。



 5月25日(木)
 
天井の仕切りや床仕上げ、明日はお披露目会・・・
 昨日に引き続き、天井シート貼り。
 吉田さんが手伝いに来てくれ、石膏ボードなど追加の資材を購入し、3基目床貼りを進めました。 ちなみに、石膏ボードはこれで190枚目となりました。

 途中、キーボードの赤沢さんがケーキを作って差入れに来てくれ、王子製袋のOさんが「その後、どうなったかな」と視察に来ました。
 明日は「お披露目会」なので、畳などを移動して宴会準備。今度は、防音も以前とはケタ違いなので期待してしまいます。




 3度目のお披露目会
 5月26日(金)
 
第3回目のお披露目会・・・

 今日は第3回お披露目会なので、早朝仕事前に器材運搬。楽器など並べていると、篠さんが来て打合せ。

 仕事が終わって、直ぐに宴会の飲み物など準備し、ときわハウスへ。
 家内が皆にとオニギリを沢山作ってくれました。
 ベースの篠さんが肉屋なんで、宴会は助かります。焼肉食べて、バンドの音出し。入口などの未だ未造作な部分からは当然音漏れするけど、やはり以前と比べてずっと漏れが抑えられました。



 5月27日(土)
 
宴会の片付けをして、今日はお休み。
 昨日のお披露目会での音出しで、「防音はここまでだな」と確信したので、次のステップへ進められます。
 部屋全体を見まわし、今後の相対的な空間配置をあれこれ考察してみました。



 最終防音(畳)と内装へ・・・
 5月28日(日)
 
天井の仕切りや床仕上げを完了・・・

 連結部の天井シート貼りを完了。 かなり、恰好よくなりました。これで、照明器具が取付けられます。電気は井手ちゃんの仕事だな。
 クッションフロアを貼付けられるように準備完了。



 5月31日(水)
 
塗装材を頂きました・・・
 仕事帰りに仁工業へ行き、鉄用電動のこぎりを借りっぱなしだったので返却し、ついでに色々な話をしてきました。
 ご好意でコンテナの塗料を頂き、その帰り道、クッションフロアを購入。

 6月1日(木)
 クッションフロアを貼り付け・・・
 トイレ床とシンク部にクッションフロアを貼付け。吉田さんが手伝ってくれました。
 やはり、クッションフロアを貼ると、雰囲気が変わります。

 畳を自宅から6枚運搬。電気ブレーカー位置を少し移動して、壁に畳を2枚重ねで、窓側より貼付け。畳厚10センチに対し、一番長いネジが12センチなので、2センチだけくい込む計算だけどちょっと不安。
 壁面の防音はこれが最終の予定で、防音厚は
  ①コンテナ壁厚 1.6mm
  ②ダンパック  100mm ←防音効果もさることながら、断熱・防湿効果が高いので採用
  ③コンパネ    12mm ←石膏ボードの下地材
  ④石膏ボード4枚 48mm ←室外への遮音効果を期待で、3センチ程ののコンクリート厚に相当するはず
  ⑤ダンパック  100mm ←室内吸音効果を期待
  ⑥畳2枚    100mm ←室内吸音効果を期待
 となり、総厚が361.6mm≒36センチにもなりました。
 実はこれは計算値で、実際にはコンテナ壁は平面でないため②は厚いところと薄いところがあって、本当は薄いところで2×4の縦使い89mm+2×4の横使い38mm=127mm。
 また⑤も有効厚15センチで枠を作ってしまったので、438.6mm≒約44センチの壁厚が正しいのかも。

 これに対し、天井は、①コンテナ壁厚1.6mm+②ダンパック100mm+③コンパネ12mm=113.6mm
 床は、①コンテナ床厚約30mm+②石膏ボード5枚 60mmm+③コンパネ12mm=102mm



 6月2日(金)
 
仕事帰りに棚を作成・・・

 東側にトイレとか作成するため、西側コンテナは足の踏場がない程、散乱してお祭り状態。
 今後の作業を考慮し、棚を製作することにしました。
 仕事帰り棚用の資材2×4とコンパネを購入。帰宅し、すぐ着替えてコンテナで棚作り。仮設電気の下ではちょっと暗かったけど、雑ながらなんとか完成させ、工具を納めました。
 我ながら「おぉ、スッキリしたなぁ」と自我自賛。


 トイレ完成
 6月3日(土)
 
トイレなどが完成しました・・・

 日の出と共に、コンテナ作業。
 まず、工具/資材を整理。
 畳を移動しながら、入口部より3列まで電気配線を取出しながら畳貼付けし、一旦帰宅して朝食。
 業者さんから「これからトイレ付けるよ」で、再びコンテナへ。
 トイレ付きました!手洗いも!シンクも完了!
 ばっちり水道が使えます。バンドメンバーには女性もいるので、これからは隣宅や近くのコンビニのお世話にならずに済みます。
 続けて壁面畳貼りをし、バンド練習があるので、4時に作業終了。




 いよいよ、最終作業へ!

 6月4日(日)
 
中央と東側コンテナの床が連結。壁面へ畳を固定・・・
 今日も早朝から、コンテナ作業。まず、石膏ボードで入口部の床仕上げ(4段)。境目に常温合材施工。コンパネでで入口部の床仕上げ。これで、中央と東側のコンテナ床が完全連結しました。

 10:30頃に栄ちゃんが来てくれ、楽器類と畳を移動。
 午後からは、昨日の業者さんが配管保温と、メーターボックスの高さ調整。


 壁面畳貼りを電気配線を取出しがら、定尺物を完了。
 残るは、寸法の合わない部分となった。

 畳って電動のこぎりで切断できるかわからないので、試験加工してみた。
思いのほか簡単に切れたが、刃が足りず、何ミリか切れずに残る。
 資材整理もでき、作業の方針も見えたので、終了とした。
 6月5日(月)
 
畳を切断・・
 車道の舗装切下げを以前から業者に依頼していたが、近々施工できることを確認。

 仕事から帰宅して、手ノコを持ってコンテナへ。昨日は畳切断を電動のこぎりでやってみたが、刃が足りず残ってた部分を手ノコで切断。そして、切断面は太目のガムテープで補強。
 壁にはめ込んでみると、綺麗に収まる。ん、こりゃイケるぞ!

 作業してると、吉田さんが大型の電動ノコを持って来てくれて、畳の加工と設置方法作業の打合せ。「明日、残りをやっておくよ」と頼もしいオコトバを頂きました。



 6月6日(火)
 
吉田さん、ありがとう・・・
 仕事帰りにコンテナを確認。
 吉田さん、1人で作業してくれてました。畳を切加工して、貼り付ける作業です。
 後は楽器などを移動しなければ、施工できません。こりゃぁ、仕事休んででも移動しなきゃ、申し訳ないなぁ。畳貼りも、もう少しで完成だ。



 6月8日(木)
 
畳作業を完了・・・
 畳を切断し、壁に隙間なく設置しました。
 不用な畳を外に片付け、ブルーシートで包みました。



  6月10日(土)
・壁遮水シート貼付け(篠島)


 6月11日(日)
・室内工具片付け


  6月15日(木)
・畳椅子作成(吉田)
・天井シート貼付け
・クッションフロア貼付け(吉田)
・壁遮音シート貼付け
・家具搬入用に室内片付け
  6月17日(土)
・クッションフロア床貼り
・家具搬入
・焼肉



 6月18日(日)
・入口ドア下地加工
・入口ドア取付け(溝渕)
・バンド(栄/持館/篠島)
  6月19日(月)
 ・舗装切下げ                 ・トイレドア取付け(吉田)


6月21日(水)
・器材/ステージ片付(帰宅後)
・篠さん打合せ

6月23日(金)
・資材購入

  6月24日(土)
・入口ドア防音加工
・照明器具取付け
・篠/栄でバンド(焼肉)
・吉田さん~韓国人2人引率視察
6月25日(日)
・焼肉片付け

6月26日(月)
・辻から塗装材用ペットボトル
・キャラバンで毎週土曜に集合を計画(おん/赤沢/ケン/アイジー)
・おん/ケン視察(夜中)
・飾ボード鍵開け確認(吉田)

6月28日(水)
・天井3枚貼付け(吉田)
・窓側石膏ボード貼付け
・サイドボード配置替(吉田/篠)~夕方

6月29日(木)
・サイドボード配置替え(吉田)
・シンク裏面ボード加工
・床点検口加工

H29/7/01(土)
・室内片付け
・集合予定(赤沢/オン/吉田のみ)

H29/7/02(日)
・室内片付け


7/03(月)
・吉田打合せ(床/点検口/ドア防音/机)

7/04(火)
・ダンパック届ける(早朝)
・ドア防音/点検口加工(吉田)

7/05(水)
・バンド練習

7/06(木)
・風除室作成開始




7月9日(日)
 風除室屋根コンパネ貼り

7月10日(月)
 風除室屋根設置

7月11日(火)
 風除室壁貼付け(吉田)
 7月12日(水)
 ガラス枠解体/バンド練習(おん/赤沢/相沢/ケン)

  7月13日(木)
 風除室ガラス/柱/天井/ドア取り付け(吉田)




7月15日(土)
 風除室ドア部防音

7月16日(日)
 室内片付け/工具清掃
7月17日(月)
 天井コーキング(雨対策)/バンド集会(篠/池田(キーボード)/加藤/徳永)
 コンテナ塗装材を18ℓ缶からペットボトルへ移す




7月22日(土)
 逢坂と談義/バンド集会(おん/赤沢/篠/栄)

7月23日(日)
 風除室資材1×4購入
7月24日(月)~27日(木)
 1×4 防腐塗装を通勤前と帰宅後に4日間かけて行なう。
 裏表の全2回塗装。防腐剤は有名所のサドリン。

   


7月29日(土)
 昼に集まって練習
 有珠の沢町内会祭りでライブ(おん/赤沢/ケン/相沢)
 夜はバンド集会

7月30日(日)
 しらかば中央町内会祭りでライブ
 12:00~12:30(おん/赤沢/ケン/相沢)




8月5日(土)
 サイディング搬入

8月6日(日)
 サイドボード移動(栄)/サイディング貼付け。
 横と下のガイドを設置し、最下段の1枚を貼ったところで、まずは終了。
 後は、サイディングを切断して貼っていくだけ。
 作業中に隣の奥さんから、お茶のサービス。ありがたいなぁ。


8月7日(月)
 夕食後、室枚整理。
 楽器類を南側に移動。これにより、座席スペースが大きく取れる。



 「とまLive」 完成
 ※これにてコンテナ製作は、内部防音が充実したという見解で、一応「完成」とする。

  実際には今後、サイディングの貼残し・コンテナ塗装・テーブル作成・内壁装飾・電気器具の取付け・照明器具増設・入口階段・風除室内壁作成・屋上防水など、やらなきゃならないことが山積している。
 これらを全部施工するには、しかも素人が行うには、時間が膨大にかかることとなる。
 とりあえず、内部の防音が期待していた効果まで達したようなので、「とまライブ」は一応完成したこととし、次のテーマである「どのように活用していくか」に視点をシフトしていくこととする。

 土地購入から始まって丸一年かかったが、実際の作業は今年の2月からであり約6ヶ月で製作したことになる。これまで、協力して頂いた仲間に感謝を申しあげたい。
 現在依頼されている町内会などのライブ演奏をこなしながら、時期をみて「オープニング」を行なっていく予定である。



 考 察

防音対策と防音材の選定について

防音の3要素・・・

 一般的に、防音は「遮音・吸音・制振」が必要だとされています。
 ネットなんかで調べると、大概このあたりの説明が多くあり、多種の製品が出ているが「これが絶対効きますよ」と断言するものは見当たらない。
 「防音に挑戦しました」も結構あるけど、あんまり詳しくはわからないし、中にはダンボール程度のものまであります。(必要としている用途が違うのかも)
 本格的なものでは、浮部屋構造も紹介されていますが、どのくらいの離隔が有効なのかや根本的にそれで効果があったのかの判断がつきません。
 それに、どの程度の防音が必要かによっても、構造が違うのは当然のこと。


ホントに知りたい防音は・・・
 だけど、一番知りたいのは、Liveハウス級のトコトン徹底した防音をするにはどうしたらいいのってこと。
 それって、簡単にできないのか、安価にはならないのか、業者委託じゃなきゃ不可能なのか、そもそも防音業者はどこまでできるのか。
 この前も、業者に娘さんのエレクトーン部屋を頼んだ友人がいて、聞くと「石膏ボードを厚くして、中に遮音シートを挟む」らしいが、素人でも効果の程度がわかるが、施工しないよりは良い。


畳(たたみ)ってどうなの・・・・
 また、ネットではあまり紹介されていないが、「畳」の防音効果については高いものがあると思うが知られているだろうか。
 主に吸音効果が期待でき、吸湿効果もある。
 以前、老人施設の慰問ライブで演奏したステージが畳の床であり、ものすごく吸音効果が高かったのを覚えている。
 まず、バスドラム。吸音されて音がクリアになり雑味がない。
 ベースについても、ついついボリュームを上げたくなるという。
 演奏音全体が混じり合わず、クリアに聞こえるようだ。
 その日、PAさんも入っていたからかもしれないが、そう感じた。


遮音材のみでは本当にダメ?・・・
 単純に、コンクリートだけで躯体を囲んだとしても、音は漏れる。
・・・とされているが、本当だろうか?

 ちゃんと実験しています・・・
 実は我が家を建築する際に、地下に音楽スタタジオを作ってあるのでその話をします。
 コンクリートのスラブ構造なので、換気口と入口意外は完全な密閉箱である。
 構造を詳しく説明すると、
 ・壁厚は10数センチ(測ったことないが)で、2/3が地中に埋まった状態。
 ・内側には、反響防止にスタイロホーム3センチと、キャンプ用銀マットを貼ってあるだけ。
 ・換気口には、簡単なゴム板でカバーし、通常はタオルを詰め込んでいるだけ。
 ・入口ドアは、コンパネで中に毛布を詰めて10センチ位の厚さの自作ドア。
 ・内ドアとして、2センチ離してベニア板の、これも自作ドア。
 ・あと地下入口にベニアドア1枚と居間へのドアが1枚。
  地下入口から居間ドアまでの直線距離は3m程度。

 この状態でポップス系なんかをかけてドラムを叩たくと、
  ・居間には殆ど聞こえません。TVの音量を変えずに過ごせます。
  ・外から確認すると、換気口の防音対策が甘いせいか、若干聞こえます。
   が、気になって隣人に聞くと「全くわからない」とのこと。
   これは、隣の家にも窓やカーテンがある訳で、その効果もあるせいらしい。
 しかし、ハードロックの爆音状態でドラムをガンガン叩きますと、
  ・居間にはあまり聞こえませんが、ドラムを叩いていることはわかります。
  ・外へ行って確認すると、結構聞こえます。
   これも、気になり隣人に聞くと「全くわからない」とのこと。え、ホント?!
 でも一度だけ、いい気になって夏の深夜にやってたら、最近引っ越してきた家から一度だけ注意あり。


考 察:
    ①遮音材のみだろうが、ある程度の効果はあるが、なんにでも許容限界値がある。
    ②地中部で土に接触している面は、制振作用が効いているのではないか。
    ③毛布(繊維質)の効果は大きい。
    ④近隣との交流が大事。



遮音材には何が良い・・・
 鉛シート、ゴム系遮音シートなど色々あるが、とにかく安価なのが石膏ボードって知ってました?
 よくネットで紹介されているものは、既存の部屋を施工するのが対象となるので、薄くて効果のあるものです。
 つまり、部屋を狭くせずに、薄い材料で防音効果が上がる材料を販売しているのです。

 今回、採用したいのは、防音の厚さが多少増えても効果が得られる資材です。
 ネットで、一般的に出回っている資材をまとめてみました。

 この表は、各製品の規格・価格をまとめたのと、重量についても比較できるようにしました。
 知識のある方はご存知でしょうが、遮音は重量と密接な関係があります。
 結論から言えば、重量があって安価なものを選定したいのです。
 黄色部は、重量と価格の割合を示したもので、勝手に「遮音価格効果」と名付けましたが、値が小さい方が有利となり、石膏ボードが極端に有利であることがわかります。

        

 鉛は、確かに単位体積重量が高い物質で、鉄よりも重いですが、0.3mmとか0.5mmでは薄すぎます。
 多分、ロール形状では重すぎて施工性が悪くなることから、こんな薄さにしたのでしょうが、これじゃ高価な割には効果が出ないと思います。
 事実、面積当たりでの重量では石膏ボードに負けてますよね。
 しかも、直接皮膚に触れないというけれど、レントゲン室じゃあるまいし、体に悪そうだし。

 遮音シートは「日東紡マテリアルJ-700 1.0mm 840円/m2」や「サンダムCZ-12 1.2mm 660円/m2」が有名どこで、どちらも2.1kg/m2。
 施工性も性能も同じなら、安価な方を選んでしまう。
 で、問題はどのくらい効くのかだが、所詮1ミリ程度のシートである。たかだか知れているんじゃないの。
 でも、鉛シートと違って、そんなには高くはない。
 ビニール材でも厚さ1mmなら、このくらいの単価はするし、空気漏れ防止として考えたら使えるかも。

 そして石膏ボード。ホームセンターで厚さ12.5mmで1枚400円くらいで売ってるやつ。
 コンパネサイズで1820×910で242円/m2。そして特価セールの時もある。
 とてつもない安さ。そして、重量もある。

 究極は吉野石膏から出ているタイガースーパーハード(JIS A 6901) 12.5mm サイズ910×1820 120枚で 税込み171,720円(ものたろう価格)。
 1枚約1,450円で854円/m2、超硬質で高強度性能のボードであるなら、高くはない。


吸音材には何が良い・・・
 グラスウール、ロックウール、ポリエステル吸音材、ウレタンなど多種多様。
 とにかく、表にまとめてみました。

        
 ロール形状のもあれば、マット状のもある。
 施工性も、千差万別・・・チクチクするグラスウールもあれば、置くだけのマットもある。
 枠を組んで収めなきゃならないもの、そのまま貼り付けていいもの・・・。
 そのまま仕上げとして使えるもの、下地としかならないもの・・・。
 はっきり言うと、選定困難。

 その中で、特に興味を感じた製品が1つありました。
 表にはありませんが、「王子製袋」というセルロースを原材料とした吹付型の吸音材です。
 商品名を「ダンパック」と称し、25.0kg/m3で、耐火性・断熱性・防湿性に優れ、吸音性もあるという。

 問題としている吸音性については、50mm厚で周波数500 Hz以上をカットできる性能があるとのこと。
 つまり、中高音部を防音できるってこと。
 特にワタシをうならせたのは、長さの違う繊維。単一の長さじゃないって所。
 これ、意外と重要で、製造過程を考えれば当たり前なんだけれど、他の素材は均一なゴムとかウレタンだとかで、いくら厚くしても特定の周波数しか止められない。
 このダンパックは、新聞紙を分解してホウ酸を加えたものらしく、素材が木の繊維。天然有機材だから当然繊維長が一定ではない。だから、吸音効果の幅も広く期待できる。

 但し、遮音性は期待できない。されど、遮音と吸音を兼ね備えた中途半端な資材より、ハッキリしていて自分の性に合っている。
 実は、この会社、帯広にあり、同じ道内でもすぐ近く。そして、私の父(他界している)が王子製紙にいたこともあり、その関連会社。・・・縁を感じます。そう、考えてみりゃ、私の幼少期は王子っ子だったんだ。

 それにもう1つ。苫小牧に住んでいれば誰でもわかるんだけど、時折する製紙工場特有のあの匂い。
 好きなヤツなんかいないと思うけど、これを採用することになったら、あの匂いのカタキを取っちゃうようで、ちょっと嬉しいじゃん。

 この度は、王子製袋さんには現地説明から施工まですっかりお世話になり感謝しています。



防音材量費の比較検討について・・・
施工面積の算出
 施工面積の算出をする。これにより、防音材量費の比較検討を図る。
 コンテナを3連結したときの内部寸法を大雑把に求める。
 躯体の内側は、幅5.899m 長7.244m 高2.386mより
  ・壁面=(5.899m+7.244m)×2.386m×2面≒63m2
  ・天面=5.899m×7.244m≒43m2
  ・床面=5.899m×7.244m≒43m2
 となり、総面積は149m2である。




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